子どもが立ち歩き、2歳前後で言葉の学習が始まります。このころの子どもは「ごはん、たべる」「ようちえん、いく」など二語文を話します。そして、まだ行動でものを考えています。
身体は頭→胸→手足 と発達していきます。
そして生命力の働きは手足(運動発達)→頭(思考)へと流れていきます。
2歳半ごろ一気に語彙量が増えるように、子どもは言葉をどんどん学習していきます。自我が子どもの中に入ってくると自分のことを「わたし」「ぼく」と呼ぶようになります。教師は「私が行くね」と言うよりも第3者的表現で「〇〇せんせいが行くね」と言ってあげると、子どもの本当の「わたし」を獲得するサポートになるそうです。
シュタイナー幼稚園では毎日同じお話を何週間かにわたって聴きますが、まだ行動で物を考えているときは毎日同じ話も楽しんで聞くことをします。例え覚えていても「あ、このお話知っている」という体験をその時にしている、ということです。それが年長さんになってくるころには「またこのお話だ」と違うお話を聞きたがったりすることがあります。記憶が育ってきているということです。5~6歳ごろには子どもは「ことば」でものを考えるようになります。遊びも、シンボル(みたて)遊びだったのが、考えることを要する高度な遊びに発展していきます。
このように、幼児期の成長発達はひたすら体つくりに注がれています。これ以降に子どもは感情や思考を発達させていくのですが、体はそれらの器になるものです。家で言うと土台です。幼児期に知的な早期教育をすることは土台をつくらずに屋根を作るようなものです。歩く、話す、考えることは子どものこれからのすべての基盤になるものです。大人は子どもが歩く前に話すことを学ぶのをできるだけ避けることが大切だといえます。順番がちゃんとあるということですね。
こうした生命力による体づくりの最後の仕事が、歯の生えかわりです。歯は人間の体の中で一番かたい部分ですね。それが7歳をすぎるころです。生命力はそれまで体のために使われるのですが、それ以降は今度は「こころ」魂を育てるために働き始めます。
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