胸の領域の発達
幼児は2歳6ヶ月~5歳くらいになると、胴体が発達します。
それまでの4頭身から5頭身くらいに成長します。でも胴体はまだウエストができておらず丸太のようです。足は3歳ごろになるとよく発達して片足立ちができるようになります。立って歩くようになり両腕が自由になると、循環器系・呼吸器系という胸の領域が発達します。ここが調整されていくことで、話すことができるようになります。
話すには,耳を澄まして聴くことができなければいけません。生後から立ち上がり歩くまでの「動」から「静」、静止しなければいけないわけです。これは呼吸器がうまく発達することで可能になります。
コミュニケーションをすることで、子どもと大人との間に関係が生まれ、子どもはまた「個」となっていきます。自分は一つの人格なのだと気付き、考えることへ繋がっていくのです。
シュタイナー幼児教育は、人間の自ら成長しようとすることを信頼する教育と言われています。それは、子どもが自ら立って歩き、話すようになるということです。大人は子どもの成長する力「模倣」を信頼します。子どもが話すようになると、ついつい大人から「今日は幼稚園で何をしたの」「これは何を作っているの」と聞きたい気持ちになってしまいますが、子どもが自ら話そうとするのを待つことは、子どもの健全な発達を促すのにとても大切なことです。子どもから話して初めて、子どもは言葉を学べます。
シュタイナーは、私たちは言葉を天上から降ろしてくる、と言います。もともと知っていることを思い出しているのですね。例えば机は、机だと理解するようになります。ワンワンは犬なんだと理解するようになります。それは毎日教えるから覚えたのではなく、もともと机の概念、動物の概念というものがあるから理解できるのですね。
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